痩せない原因！日本人の3人に1人は太りやすい

ダイエットしてもが痩せない原因は遺伝かもしれません。同じカロリーを摂取しても太りやすい遺伝的体質が存在するからです。しかも、日本人の3人に1人はそんな太りやすい遺伝的体質を持っているとか。アナタが痩せない原因は、太りやすい遺伝的体質にあるのかもしれません。

痩せない原因は遺伝的体質にある

ダイエットの基本は、摂取カロリーと消費カロリーの引き算です。食事による摂取カロリーから運動による消費カロリーを引いた結果がプラスなら太ります。逆に、摂取カロリーより消費カロリーが多くてマイナスになれば、おのずと痩せていくものです。

しかし、この単純な算数に当てはまらない人もいます。それは痩せない原因が、遺伝的体質にある人。同じカロリーを摂取しても太りやすかったり、同じ運動をしても痩せにくかったりする人がいるのです。

そんな太りやすい遺伝的体質で、もっとも有名なのが脂肪細胞にあるレセプターの異常。レセプターに異常があると、体脂肪の分解と消費を促すシグナルを正しくキャッチできません。

このため、遺伝的にレセプターの異常がある人は、体脂肪の分解と消費が滞って肥満傾向に…。正常な人よりも1日200kcalほど代謝が下がってしまいます。これが、ほかの人と同じようにダイエットしても痩せない原因です。

このレセプターの異常は、欧米人で約15％ほど見受けられる遺伝的体質。じつは日本人はそれよりも多く、約35％が持っています。つまり、日本人の3人に1人は太りやすい体質ということなのです。

ただし、日本人の肥満率は男性で29％、女性で20％未満。日本人の3人に1人が太っているわけではありません。

これは肥満は関わる遺伝子が数十以上あるため、その組み合わせ次第で太りやすさは変わるため。とはいえ、痩せない原因の1つに遺伝的体質があることを意識しておくのは、ダイエットにおいては大切なことといえるでしょう。