外傷・創傷(けが・傷)の種類と正しい対処法
けがや外傷は、事故・転倒・スポーツ・日常生活のあらゆる場面で起こりえる、身体へのダメージ全般を指します。軽度のすり傷から生命にかかわる重傷まで、その程度はさまざまです。正しい知識を持ち、状況に応じて適切に対処することが大切です。
目次
外傷・創傷とは
「外傷(けが)」とは、事故や転倒、打撃、刃物などによって身体に生じるダメージの総称です。米国では毎年数百万人がなんらかのけがをしており、職場・スポーツ中・屋内外を問わず、あらゆる場所で発生します。「創傷(傷)」はその中でも特に、皮膚やその他の組織が損傷・断裂したものを指し、切り傷・擦り傷・引っかき傷・刺し傷などが含まれます。手術や縫合処置によって生じる傷もこの範疇に入ります。
主な外傷・創傷の種類
- 切り傷・擦り傷・刺し傷:皮膚が切れたり破れたりした状態。日常で最も多いタイプです。
- 打撲(あざ):皮膚の下の組織が損傷し、内出血が起きた状態。
- やけど:熱・化学物質・電気などによる皮膚や組織のダメージ。
- 骨折:骨にひびが入ったり折れたりした状態。
- 脱臼:関節が正常な位置からずれた状態。
- 捻挫・筋違い:靱帯や筋肉・腱が引き伸ばされたり断裂したりした状態。
- 動物咬傷:動物に噛まれた傷。感染症のリスクがあります。
- 電気によるけが:感電による組織へのダメージ。
外傷・創傷(けが・傷)の症状・重症度の見分け方
軽度の傷であれば、出血がすぐに止まり、傷口が浅く、清潔に保てる場合がほとんどです。一方、以下のような状況では注意が必要です。
- 傷が深く、自分では傷口を閉じられない
- 圧迫しても出血が止まらない
- 傷の中に汚れや異物が残っている
- 傷口が赤く腫れ、熱を持ち、膿が出るなど感染の兆候がある
- なかなか治らない、または悪化している
外傷・創傷(けが・傷)の応急処置と治療法
軽い切り傷・擦り傷の場合は、まず傷口を清潔な流水でよく洗い流し、清潔なガーゼや布で圧迫して止血します。その後、消毒して清潔な絆創膏やガーゼで覆いましょう。傷口を清潔に保つことが感染予防の基本です。
やけどの場合はすぐに流水で冷やし(15〜20分程度)、氷や氷水は使わないようにします。骨折や脱臼が疑われる場合は、患部を動かさずに固定し、速やかに医療機関を受診してください。動物に咬まれた場合は、狂犬病などの感染症リスクがあるため、必ず医師の診察を受けることが重要です。
外傷・創傷(けが・傷)の予防のポイント
- スポーツや作業時には適切な保護具(ヘルメット・膝当て・手袋など)を着用する
- 転倒しやすい環境(段差・濡れた床など)を整える
- 車の運転中は安全運転を心がけ、シートベルトを必ず着用する
- 子どもや高齢者の周囲の安全環境を整える
けがの程度や状況に迷った場合、または傷が悪化していると感じた場合は、自己判断せず早めに医療機関や専門家に相談することをおすすめします。
