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腸を健康にすることで「うつ病」が治った!

「腸を治せばほとんどの病気が治ります」と語るのは、長崎県諫早市にある西諫早病院・東洋医学センター長の田中保郎先生。腸を健康にすることで治った「うつ病」も治ってしまうのだとか。実際の事例を見て、その具体的な症状や医師の診断を紹介しましょう。8月19日放送『主治医が見つかる診療所』の「腸と脳を大特集!免疫力アップ&老化防止スペシャル」で取り上げられていました。



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腸を健康にすることで「うつ病」が治った!


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ひどいうつ症状の女性も腸の問題が原因

60代でうつ病を発症した女性の場合は、もともと人付き合いが苦手なこともあり、結婚もしなかったといいます。母親がなくなって1人暮らしになったことで気分が落ち込み、ほとんど外に出ないいわゆる「引きこもり状態」になってしまいました。

当時の心境は「このまま1人で暮らしたらどうなるのだろう」「孤独死して1ヶ月も2ヶ月も放置されていたらどうしよう」など。何をしていてもつい悪いことばかりを想像してしまい、結局3年ものあいだ引きこもり状態は続いたのです。

そして、およそ1年前、心配した妹に勧められ、長崎県諫早市にある西諫早病院・東洋医学センター長の田中保郎先生の元に来訪。ひどいうつ症状を示す彼女にも、田中先生は腸の問題が原因と考えました。


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 漢方薬を処方して外出する機会が増える

「疳の虫」から来たというのが田中先生の診断。へそより左側の突っ張りがあり、「空腸」から「回腸」にかけての部分が、突っ張ったり痛かったりしていると考えました。また、左のわき腹の異常があり、それが「便秘」が原因と診断。じつは若いころから便秘に悩んでいたといいます。

そこで田中先生は、筋肉の突っ張りやこわばりを緩めて心と体を整える漢方薬と、血行をよくして便通を促す漢方薬を処方。それを1日3回、毎日飲み続けました。

すると、少しずつ腸の調子がよくなって便秘の症状が改善。さらに半年後には便秘だけでなく、それまで引きこもりがちだったものが、気分が明るくなって外出する機会が増えていったのです。


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脳の中の神経伝達物質の元を腸が作っている

「腸は根本的にすべて司っている」と田中先生。腔腸動物から哺乳動物は発生しています。生物がどうやって進化したかを考えた場合、クラゲなど「腔腸動物」は脳は持っていないけれど腸は持っていたりします。そこから鑑みると、どちらがコントロールしているかというと、じつは腸のほうが脳をコントロールしているのかもしれません。

腸が脳の中の神経伝達物質の元を作っていることがだんだんわかってきました。うつ病というのは、脳の神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンが足りなくなってくる病気。腸を改善することによって、それらの神経伝津物質が脳に影響を与えてうつ病が治ったと考えられます。

「腸は第二の脳」とも呼ばれるもの。脳と腸は神経的にもつながっていますし、脳内ホルモン的にもつながっています。腸を健康にすることでうつ病が治ったとしても、なんら不思議はないのでした。

■8月19日放送『主治医が見つかる診療所』
【腸と脳を大特集!免疫力アップ&老化防止スペシャル】

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