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ダークチョコレート以外のチョコは効果ナシ

高血圧の予防・改善効果があるとして、数々の学術論文で医学的な効果が認められている食品の1つ「チョコレート」。その成分に含まれているポリフェノールにその秘密があるといいます。そして、3つあるチョコの種類のうち、血圧を本当に下げる効果があるのは「ダークチョコレート」だけなのだとか。『みんなの家庭の医学』の8月13日放送「本当にカラダに効く食べ物が判明!名医が認めた医食同源スペシャル」で特集していました。



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チョコが高血圧を下げる効果とは

いったい、チョコやココアの何が高血圧を下げる効果をもたらすのでしょうか? それはポリフェノールの一種である「エピカテキン」という物質によって、血圧が下がるということがわかってきています。

白い粉状の物質である「エピカテキン」は、りんごやぶどう、緑茶などにも含まれていますが、とくにチョコに多く含まれているポリフェノールの一種。チョコレートを食べると小腸でエピカテキンが吸収され、血液中に流れ込みます。

すると、血管の収縮をつかさどる内側の細胞「血管内皮細胞」にしみ込み、その活動を活性化。血管が拡張し、血圧の上昇を抑える効果があるのです。


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ダークチョコレートだけ効果がある

とはいえ、さまざまな味のチョコレートが販売されています。どんなチョコを食べると、高血圧予防に効果があるのでしょうか?

いま販売されているチョコレートは大きく分けると3種類。1つめは、カカオに砂糖や粉乳類を加えた「ミルクチョコレート」。一般的に売られている中でもっとも多い種類です。2つめは、カカオバターに砂糖や粉乳類を混ぜて作られた、白い色が特徴の「ホワイトチョコレート」。

そして3つめは、カカオと砂糖だけで作られた、苦味が強い「ダークチョコレート」です。カカオの含有量が多いのが特徴で、さまざまな含有量のダークチョコレートが販売されています。

じつは、チョコレートのなかで医学的に効果があると証明されているのは、まだ「ダークチョコレート」だけ。ほかのチョコレートに関しては、今後の研究成果に期待が寄せられています。


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チョコレートは2時間おきが効果的

それでは、血圧を下げる効果を発揮するには、どれくらいダークチョコレートを食べればよいのでしょうか? それには血圧を下げるエピカテキンの血中濃度をできるだけ長い時間キープすることが大切です。

そして、チョコを食べたあとのエピカテキンの血中濃度がピークになるのは2時間後。そのあとは代謝されて、濃度はどんどん下がっていきます。つまり、チョコは2時間おきにこまめに食べると効果的ということです。

実際、高血圧に悩む具志堅用高さんが3分の2の板チョコを1日6回に分けて3週間ほど摂取しました。すると、食生活や喫煙習慣を変えることなく、血圧を下げることができたのです。


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チョコレートの美肌効果も立証された

チョコレートの効果は高血圧を下げるだけではありません。そもそもチョコレートは、古くから薬として珍重されてきました。チョコレートの原型が食べられ始めたのは、当時の王族や貴族たちが疲労を回復するためだったといいます。

チョコレートに多く含まれる抗酸化物質は、シミや皮膚がんの原因となる紫外線からお肌を守る作用があります。とくにダークチョコレートに含まれる「フラボノール」は、日焼けによるやけどや赤みからお肌を守ってくれる美肌効果が臨床実験でも立証されているのです。

また、血圧を下げる効果のあるエピカテキンは、知能を活性化させる効果も認識されています。アルツハイマー病などの病気にかかるリスクを低下させる研究も進められているのです。

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2時間ごとにチョコを食べるのが効果的!
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■8月13日放送『みんなの家庭の医学』
古くは薬として利用されていた「チョコレート」
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板チョコ2/3とココア2杯で血圧が下がった!!

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