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ニンニク特有の成分がNK細胞を活性化する

「大腸がんの予防」に役立つというニンニクは、どういったメカニズムで効果が現れるのでしょう? それはニンニクにしか含まれていない「S-アリルシステイン」という成分が、弱っているナチュラルキラー細胞活性を正常に戻す働きがあるからです。8月13日放送『みんなの家庭の医学』の「本当にカラダに効く食べ物が判明!名医が認めた医食同源スペシャル」で特集していました。



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ニンニクをよく食べると大腸がんリスクが減

大腸がんとニンニクの関係が明らかになったのは、アメリカで行われた大規模な調査がきっかけ。1986年、アメリカ国立がん研究所が大腸がん発症率と食品の関係についての調査をアイオワ州で実施しました。

55~69歳の女性、およそ4万人を対象に5年間の追跡調査を行ったのです。その結果、ニンニクを週1回以上食べる人は、週1回以下の人よりも大腸がん発症リスクが32%も減少していました。

さらに、2006年にイタリアで発表された研究結果によると、ニンニクなどを食べない人に比べて、食べる人で12%、よく食べる人で26%も大腸がんの発症リスクが減少したのです。

2007年には世界でもっとも権威のある世界がん研究基金とアメリカがん研究財団による共同調査の結果として、ニンニクが大腸がんの予防に効果があると発表。これまでに100編以上の医学論文で、ニンニクの大腸がん予防効果が認められているのです。


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S-アリルシステインがNK細胞を活性化

そして、最新の研究によると、ニンニクにしか含まれていない成分に大腸がんの予防効果があるという報告があります。その成分とは「S-アリルシステイン」という物質です。

この「S-アリルシステイン」は、弱っているナチュラルキラー細胞活性を正常に戻す働きがあります。ナチュラルキラー細胞(NK細胞)とは、いわば体内のパトロール隊。がん細胞をはじめとする体内の危険な悪者を見つけると、攻撃して退治してくれます。

ところが、このNK細胞は働きすぎると弱ってしまい、すべてのがん細胞を退治しきれなくなるのです。そんなとき、強い味方となってくれるのが「S-アリルシステイン」。弱ったNK細胞に再びがん細胞を攻撃するための元気を取り戻してくれるのです。しかも「S-アリルシステイン」は、ニンニクにしか含まれていないことがわかっています。

■8月13日放送『みんなの家庭の医学』
【本当にカラダに効く食べ物が判明!名医が認めた医食同源スペシャル】

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