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「日本人の平均寿命が延びた=健康」は大間違い

江戸時代の日本人の平均寿命は30歳とか。それがいまや日本人の平均寿命は80歳を超えています。しかし、これを日本人が劇的に健康になって、平均的に寿命が40歳も延びたと考えるのは大間違い。乳幼児や若い世代で死亡するリスクが減っただけに過ぎないのです。



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「日本人の平均寿命が延びた=健康」ではない

日本人の平気寿命が80歳超え

2013年の日本人の平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳で、いずれも過去最高を更新。男性が初めて80歳を超えました。1913年ごろの平均寿命は男性が42.06歳、女性が43.20歳。この100年で平均年齢が40歳も延びたことになります。

しかし、これは日本人が健康で長生きできるようになった…という意味ではありません。若いころに死亡する確率がとても低くなっただけです。

昔は若いころに死亡する危険がたくさんありました。たとえば出産。現在ではかなり安全になった出産も、以前は大きなリスクをともなうものでした。無事に生まれたとしても、まだ体が弱い時期に病気にかかったりと、死亡する子どもがたくさんいたのです。

江戸時代の日本人の平均寿命

江戸時代の日本人の平均寿命は30歳ほどだったといわれます。とはいえ、75歳まで生きた徳川家康や、73歳で亡くなった水戸黄門など、それよりも長生きした人は多くいました。

江戸時代の平均寿命が30歳なのは、乳幼児のころに死亡するケースが多いことに加えて、若いうちに飢饉や感染症、災害などによって亡くなる人がたくさんいたからです。

それとは対照的に、現在の日本では乳幼児の死亡率は格段に低くなりました。医療や衛生環境が整備され、食べるものに困らなくなったことにより、若い世代の死亡率は非常に低くなっています。


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日本人の平均寿命が延びた理由

つまり日本人の平均寿命が延びた理由は、若い世代の死亡率が低くなっただけのこと。日本人が劇的に健康になって、平均的に寿命が40歳も延びたわけではないのです。

なお平均寿命の定義は、ある集団に生まれた人間が平均して何年生きられるかの期待値のこと。0歳児の平均余命ともいえます。ちなみに平均寿命は、単純にその年に死亡した人の年齢平均…という単純なものではありません。

具体的な計算法は、各年齢の年間死亡率を求め、その年に生まれた人口がこの死亡率に従って毎年どれだけ死亡するかをシミュレーション。そのうえで死亡した年齢を平均したものが平均寿命となります。

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