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めんちょうを甘く見るのは危険!死に至る危険も

「めんちょう」という言葉を聞いたことがあるはず。鼻に頭にできたニキビのことです。思春期には誰もがめんちょうを患った経験があるでしょう。しかし、めんちょうはつぶして死ぬこと病気なのです。『ためしてガッテン』の「治らないニキビの正体」で紹介されていました。



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めんちょうを甘く見るのは危険!死に至る危険も


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めんちょうは顔にできたおでき

めんちょうは漢字で書くと「面疔」です。「疔」の意味は、汗腺や皮脂腺が化膿してできる腫れ物のこと。つまり「顔にできた腫れ物」という意味になります。

つまり、めんちょうはおできの中でも顔にできたもののことです。毛穴に汚れや皮脂が詰まってできるニキビとは違います。めんちょうは、毛穴の奥にある毛包と呼ばれる部分に、黄色ブドウ球菌が入っておこる炎症です。

医療の発達した現代では、めんちょうはひどいニキビ程度の認識ですが、ほんの少し前までは死に至る危険もあった病気でした。抗生物質が普及していない時代では、めんちょうで死に至ることも珍しくなかったのです。


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めんちょうで死に至る理由とは

黄色ブドウ球菌は、食中毒を引き起こすことでよく知られている常在菌の一種。人の皮膚や外界に広く存在している細菌です。なぜ黄色ブドウ球菌が原因のめんちょうで、死に至る事態がおこるのでしょう。

じつは鼻の周辺は、脳へと続く細い血管がたくさん張り巡らされています。そこに黄色ブドウ球菌が付くと、菌が血管を通って脳の中にまで入ってしまう恐れがあるのです。

黄色ブドウ球菌が脳まで到達してしまうと脳炎や脳髄炎を発症。最悪の場合、命を落とすことがあるのです。これがめんちょうで死に至る理由。ただし、抗生物質が普及した現代においては、めんちょうで死ぬことはありません。


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めんちょうとニキビの見分け方

ここで、めんちょうとニキビの見分け方を紹介しましょう。めんちょうの特徴は、小さくても痛いこと。めんちょうは化膿してるので、小さくても痛みがあれば疑ってみることが大切です。

とはいえ、小さくて痛い状態は毛包炎。放っておいても1週間で自然治癒します。このように、ほとんどのめんちょうは自然に治るのです。悪化させないためには、清潔にしておくことがポイントになります。

ただし、場合によっては大きく腫れたりすることも…。それでも放っておくと色素が沈着したりする場合もあります。めんちょうは病院でしっかり診察してもらうのが安心といえるでしょう。

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