健康生活の知恵袋
巷で話題の健康情報を紹介しています。

めちゃ痛い「ラゼック手術」で後悔したこと

角膜が微妙に歪んでいたりすると「レーシック(LASIK)」は受けられずに「ラゼック(LAZEK)」を受けることになります。この「ラゼック手術」には、実際に経験してみないとわからないさまざまな落し穴があるのです。「ラゼック」の仕組みから実際の体験談までを紹介しましょう。



スポンサーリンク
めちゃ痛い「ラゼック手術」で後悔したこと

「レーシック手術」には2つのステップがあります。1つはレーザーによって、目の表皮と角膜に薄く切れ目を入れて「フラップ」と呼ばれるフタを作って、それをめくり上げるステップ。もう1つが、めくり上がって露出した角膜に、レーザーを照射して角膜を削ることで、角膜の屈折率を変えるステップです。

「ラゼック」は、レーシックの1つめのステップを、アルコールによって目の表皮を溶かすことで角膜を露出させる方式。露出させた角膜にレーザーを照射するステップはまったく同じで、使用する装置も同じです。

特徴としては、角膜を削る量がレーシックに比べて少ないため、格闘技など目に圧力がかかる人でも手術可能ということ。反面、表皮を円形に溶かしているため、その再生の痛みを含めて手術後一週間は仕事ができません。さらに安定した視力が得られるようになるには、2週間から1ヶ月ほどの時間がかかります。また、術後は表皮保護用のコンタクトを一週間ほど装用します。

それでは、実際に手術をしたあとの経過を見ていきましょう。

■オーディオブックを準備すべし
手術当日は手術時の麻酔が効いていたのと、痛み止めの目薬を少しでも痛みを感じたら使うようにしていたので、強烈な痛みを感じることはありません。しかし、0.1~0.2くらいなのでテレビも見られず本も読めません。時間を無駄にしたくない人は「オーディオブック」などを用意しておくのとよいでしょう。

痛みで目が覚めたのは深夜2時でした。0時ごろに就寝したので、痛み止めがちょうど切れたころ。目がヒリヒリと痛くて、眼を閉じていても涙が止まりません。痛み止めの目薬をして目を閉じて、再び眼が覚めたのは早朝4時。目がヒリヒリして涙が止まりません。また目薬をさして痛み苦しみながらもウトウト。

また痛みで目が覚めたのは6時。起床したら痛みに耐えながら、薄目を開けます。だんだん痛みに慣れてきて、多少ぼやけているものの目を開けられるように。かろうじて生活ができるレベルでしょうか。しかし、乾燥している屋外では視界は不安定。視界が白っぽくなってきて、乾燥防止の目薬を手放せません。

2日めの朝も4時ごろに目の痛みで目が覚めました。目薬をさして再び就寝、6時ごろに目を覚まして活動開始です。目の状態は前日よりも着実に改善。1日のうちの10%、目にストレスを感じることなく生活できるイメージです。

■アルコールは一週間ガマンすべし
3日めの朝は、痛みで目を覚ますことなく迎えることができました。ストレスなく生活できる時間帯が全体の25%くらいになってきたイメージです。この日はアルコールが解禁。目の調子もよくなっていることもあり、久々にビールを飲みました。しかし、その影響か夜10時ごろから目にものすごい痛みが…。アルコールは一週間くらいは控えておいたほうがよいでしょう。

4日めは、朝4時ごろに痛みで目が覚めました。この3日めの夜から4日めにかけてが痛みのピーク。目が見えにくいだけでなく、なんともいえない痛みがずっと続いているため、何をする気にもならないほどです。1日のうちの25%がストレスなく生活できた3日めがウソのような状況でした。

5日めの朝は痛みでを目を覚ますことなく、もっとも快適な目覚めとなりました。外出してみても視界が白くなることもなく、だいぶ安定感が出てきた印象です。1日のうち半分くらいはストレスなく生活できるような印象でしょうか。

6日めはほぼ1日じゅう、ストレスなく生活ができるようになりました。夜には、久々に外でアルコールを飲めるくらいの回復度合いです。一日のうちの8割がたはストレスなく生活できるレベルです。

■保護用コンタクトは度入り
7日めは、視力もだいぶ戻ってきた印象。外出についても、ほとんど違和感なく過ごせます。新聞についても、通常どおりの距離感で読めるようになってきました。しかし、一週間後検診で保護用コンタクトレンズを外すと…なんと視力がガクンと落ちたのです。

少しずつ着実に戻ってきた視力が、ここにきて逆戻り。どうやら保護用コンタクトレンズには、多少の度が入っていたようです。手術後の一週間の視力回復は、いったんここでリセットされると考えておきましょう。

目の表皮が露出したことによる傷口の悪化があるのか、黒目あたりに少し痛みを感じたりします。夜になると、保護用コンタクトレンズを外した疲れが出たのか、目を開けていられないほどの痛みと涙が出たりする時間もありました。

8日めの朝は、とくに痛みもなく起床。起きてみると、前日よりは確実に視力が戻ってきています。テレビもそんなにつらさを感じずに見ることが可能。あとは少しずつ違和感が解消していくのを待つしかありません。

■レーシック体験記
【基礎知識編】
レーシックを受けるまでの経緯
レーシックはどのクリニックがよい?
レーシックの費用と割引の関係とは?
レーシックにはどれくらい費用がかかる?
レーシック費用は医療費控除でさらに安く!

【検査編】
まずはレーシックの検査予約からスタート
実際のレーシック検査はどんな感じ?
通常のレーシックが不適合…その対処法は?
レーシックならぬラゼック(LAZEK)とは?
レーシック不適合で選んだのは「ラゼック」

この記事をシェアする


あわせて読みたい記事