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ヒートテックが逆に体を冷やす現象って!?

冬は乾燥とともに、静電気の発生が増える季節。じつは、この静電気の影響を受けて「体が冷えやすい状態になる」ことをご存じですか? しかもヒート系インナーには化学繊維が多く含まれています。せっかくヒートテックを着ていても温まりにくいという現象がおこるのです。



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ヒートテックが逆に体を冷やす現象って!?


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静電気が毛細血管を収縮させる

化学繊維が触れ合うと静電気が発生しやすくなるのはご存じのとおり。それでは、静電気は身体にどんな影響を及ぼすのでしょうか?

まず1つめは「冷え性になる」ことです。静電気が帯電すると血管が収縮してしまいます。とくに毛細血管が収縮すると、血流量が減少。このため、身体の末端まで酸素が行き渡らずに、冷え性となってしまいます。

2つめは「疲れがとれなくなる」ことです。血管が収縮することによる血流低下で、筋肉に行き渡る酸素や栄養分が低下。すると、筋肉も疲労しやすくなります。なんだか最近、疲れが取れにくいという人は、当てはまるかもしれません。


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 ヒートテックの重ね着は避けるべし

3つめは「ストレス増加」です。静電気の刺激が自律神経に伝わると緊張状態となって交感神経が優位な状態になってしまいます。

自律神経とは、血液の循環や呼吸など人間の生命維持にかかわる機能を司っている神経です。活動時に活発になる交感神経と、リラックスしたときに活発になる副交感神経があります。本来はリラックスするべき場面で、無理やり交感神経が優位になると自律神経のバランスが崩れて、それがストレスとなってしまうのです。

詰まるところは、体のまわりで静電気を帯電させ発生させないことが重要。湿度が65%を超えると静電気は発生しにくくなるので、室内湿度を50~60%くらいに保つようにします。

また、ヒートテックそのものが温まりにくいわけではありません。化学繊維が擦り合うことが静電気の発生につながるので、ヒートテック同士やヒートテックと化学繊維の重ね着は避けたほうがよいでしょう。

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