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血圧は正常値なのに「脳梗塞」が発症した!

最近の医療現場で、血圧が高くなくてもおきてしまう新型の「脳卒中」があることがわかったのです。そして、怖ろしいのが本人はまったく気づいていないこと。高齢になると高い確率で該当することになるこの体質、いったいどうすれば自覚することができるのでしょう? まずは、その実例を見てみます。11月27日放送『ためしてガッテン』の「まさか脳卒中体質に!?血圧正常でも連発の謎」で紹介されていました。



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血圧は正常値なのに「脳梗塞」が発症した!


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謎の脳梗塞を発症した74歳の女性

74歳の女性は昨年、謎の脳梗塞を患いました。当時の様子を追ってみると、その異変は朝起きてまもなくにおきました。トイレのドアがゆがんで見えたのです。少し様子を見ていましたが、足元がふらつき転倒。家族が急いで病院に運びました。治療を受けて一命は取り留めたのです。

しかし、ここまでは普通の脳梗塞。そこには、大きな謎があります。この女性は人一倍、脳梗塞には注意を払ってきました。それは、自身の母親を脳梗塞で失っていたからです。

とくに気をつけていたのは、最大のリスクである「血圧」です。日々の血圧の数値が記入されている家庭血圧日記を見てみると、上の血圧は「130」前後。正常な値を維持しています。ふだんの生活も、味噌汁は飲まないですし、漬け物も食べないようにして、減塩もがんばっていました。


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女性が倒れる前から脳梗塞があった

そして、最大の謎は「脳の中」。病院に運び込まれたときのスキャン画像を見てみると、たしかに脳梗塞が白く映っています。しかし、主治医が重要視するのは脳の別の場所。ほかの箇所にも、知らないうちに小さな脳梗塞がおこっていたのです。

なぜか出血や梗塞が「14か所」。しかも、ぜんぶ女性が倒れる前からできていたのです。このときの脳梗塞が、15か所めでした。

女性が倒れた時点のデータを見てみましょう。「最高血圧」は「130mmHg前後」、これは135mmHg未満であれば正常な数値です。「ヘモグロビンA1C」の値は「5.7%」、5.8%未満であれば正常です。いわゆる悪玉コレステロールである「LDLコレステロール」も「109mg/dl」と、70~120mg/dlの正常値の範囲内でした。

■11月27日放送『ためしてガッテン』
【まさか脳卒中体質に!?血圧正常でも連発の謎】

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