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中性脂肪が高い人はスポーツドリンクに注意!!

スポーツドリンクをはじめとした清涼飲料水の原材料名には、糖類としてさまざまな「果糖」の表示があります。じつはこの果糖、中性脂肪を上げる性質があるのです。清涼飲料水の表示による果糖の割合の違いと、中性脂肪が高くなるメカニズムを見ていきましょう。9月24日放送『ためしてガッテン』の「心筋梗塞を防ぐ新常識」で紹介されていました。



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中性脂肪が高い人はスポーツドリンクに注意!!


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果糖は清涼飲料水には欠かせない存在

スポーツドリンクなどの清涼飲料水の原材料名を見てみると、同じ糖類でも「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」「高果糖液糖」などさまざまな種類があります。

じつは砂糖とは、果糖とぶどう糖がくっ付いたものです。果糖とぶどう糖を別々に見てみるとどちらも白い粉末。実際に舐めてみると、ぶどう糖があっさりしている一方で、果糖は非常に甘いのです。

果糖はぶどう糖の2倍以上の甘みの強さがあります。果糖は低カロリーでも強い甘みを感じさせることができるのです。しかも、果糖は血糖値にほとんど影響しません。このため、果糖は清涼飲料水には欠かせない存在です。


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中性脂肪を上げる性質が果糖にはある

そこで注意しなければならないのが果糖の表示。表示の仕方によって果糖の割合が違っているのです。

【表示名で違う果糖の割合】

  • ぶどう糖果糖液糖 50%未満
  • 果糖ぶどう糖液糖 50~90%
  • 高果糖液糖 90%以上

少ない量で甘みを強く感じられる果糖ですが、摂りすぎると落とし穴があります。マウスを使って果糖とぶどう糖が与える影響を調べた実験では、ぶどう糖を含むエサと果糖を含むエサを、それぞれ4週間食べ続けたマウスの中性脂肪を比較しました。

すると、ぶどう糖のエサを食べ続けたマウスが「100mg/dl」のところ、果糖のエサを食べ続けたマウスは「400mg/dl」を超えていました。果糖は中性脂肪を上げやすい性質を持っているのです。


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中性脂肪が高い人は果糖に注意が必要

ぶどう糖は摂取すると、まず肝臓に運ばれたのち全身でエネルギーとして使われます。一方、果糖は摂取すると肝臓に運ばれますが、そこでさまざまな物質に変わるという特徴があるのです。このとき、果糖の一部が中性脂肪に変化します。

さらに、ぶどう糖はある程度とるとお腹いっぱいに感じて食欲が抑えられます。果糖の場合は食欲が満たされない状態が続くため、ついつい多く摂ってしまう傾向があるのです。

果糖を多く含む甘味料は清涼飲料水のほかにも、甘みのある調味料やお菓子類などに広く使われています。とくに中性脂肪が高い人は摂りすぎには注意したほうがよいでしょう。

■9月24日放送『ためしてガッテン』
【心筋梗塞を防ぐ新常識】

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