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ナゾの心臓病は「微小血管狭心症」-ためしてガッテン

「心臓病」といえばシニア世代におこるイメージが強いですが、じつは40代に発症のピークを迎える「ナゾの心臓病」があります。それが「微小血管狭心症」です。はたして、この微小血管狭心症はどのように治療すればよいのでしょう? 7月24日放送『ためしてガッテン』の「40代から多発!恐怖の隠れ心臓病」特集で紹介されていました。



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ナゾの心臓病は「微小血管狭心症」-ためしてガッテン


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微小血管狭心症の典型的な症状

この狭心症の正式名称は「微小血管狭心症」。アメリカでは1980年後半くらいから、このような狭心症があることは証明されていました。

しかし、その概念がなかなか日本に入ってこなかったという経緯があり、2010年にようやくガイドラインに書き込むことができたのです。更年期の女性の10人に1人の割合で、この微小血管狭心症の患者がいるとか。

心筋は全身の酸素消費量の10分の1を使うほど。しかも血流は太い冠動脈に流れるのはそのうちの3分の1ほど。残りの3分の2は細い血管に流れているのです。

微小血管狭心症の典型的な症状は以下のようにまとめられます。

  • 安静時に発症
  • 広範囲な胸の痛み
  • 痛みが5分~半日続く
  • 更年期の症状がある

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微小血管狭心症の治療法とは

一般的な狭心症は、圧倒的に運動時が多いもの。しかし、この狭心症はデスクワークやテレビを見ているとき、寝ているときなど、安静時に多いことが特徴です。

また、痛みを感じる部位も心臓とは限りません。幅広い範囲に痛みが放散するのも特徴です。あごや奥歯が痛いとか、背中が痛いかと、みぞおちが痛いとか…。このため、診断が遅れてしまうことが多いのです。

それでは、どのように治療するのでしょうか? 「カルシウム拮抗剤」は、よく血圧を下げるために使われる薬です。これを使うと、脈を下げて血管をひらくのでよく効きます。このほか、女性ホルモンを入れるホルモン補充療法で治療する場合もあります。

■7月24日放送『ためしてガッテン』
【40代から多発!恐怖の隠れ心臓病】

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